目次
1.仕様
2.サイズや重さ
3.本体表記部分
4.デザイン等
5.入出力端子部分
6.入出力の実効値
7.おまけ
リチウムイオン電池は日本国内では原則単体販売はされていません
外国製のライト等一部の製品で使うことは稀にあったりしますがリチウムイオン電池の充電器は基本不要です
実際にはリチウムイオン電池単体はアマゾン等通販サイトで購入出来ます
壊れたモバイルバッテリー等から入手も可能です
充電器も通販サイトで探すとありますが案外高いです
色々探してみるとリチウムイオン電池の充電が出来てモバイルバッテリーにもなる充電器が恐らく最安です
一度に充電出来る本数は2本の物が安く今回は2本格納出来る500円以下の充電器をAliexpressで2つ購入しました
アマゾンでも一応同じ物が販売されています
型番等記載が見当たらない為左の物は1010右の物は2515と呼称します
仕様
型番 | 1010 |
---|---|
内蔵可能バッテリー | 長さ67mm以下の18650型リチウムイオン電池 |
充電入力電圧/電流 | DC5.0V / 1A |
USB出力電圧/電流 | DC5.0V / 1A |
充電時間 | 電池容量による |
外寸 | 99×44×25mm |
質量 | 38g |
付属品 | Micro USBケーブル |
見分け方は端子部分パネルが黒色でスイッチの形が四角です
型番 | 2515 |
---|---|
内蔵バッテリー | 長さ67mm以下の18650型リチウムイオン電池 |
充電入力電圧/電流 | DC5.0V / 1.5A |
USB出力電圧/電流 | DC5.0V / 2.5A |
充電時間 | 電池容量による |
外寸 | 101×43×23mm |
質量 | 32g |
付属品 | 無し |
見分け方は端子部分パネルが白色でスイッチの形が丸形です
サイズや重さ
モバイルバッテリーとして使う場合は衣類のポケット等に入れて使えるサイズです
重量は電池2本を格納すると140g程度です
左が1010 中が2515 右がAnker PowerCore 10000です
入出力各1ポートと残量ボタン長押しで点灯するLEDライトが付いています
本体表記部分
1010の表記
2515の表記
入出力表記などがあります
デザイン等
残量確認ランプの押しボタンスイッチは黒い部分です
ボタンを押すと残量ランプが点灯します
内部
1010
2515
入出力端子部分
共に写真下側の小さい方のUSB Micro-B端子が充電入力になります
共に写真上側のUSB Type-AがUSB出力になります
どちらもUSB出力はUSB DCP(1.5A)規格に対応しています
入出力の実効値
USB出力について
モバイルバッテリーとして使う状況を仮定して稼働した時の電流値を記載します
使用する電池の本数は2本です
容量計測はモバイルバッテリーケースにセットした電池側のカット電圧の約3.2Vに合わせて計測しました
使用した電池容量実測値は 1800mAh×2本 3.55V (12.78Wh)
出力に繋ぐ負荷はスマートフォン等での使用を仮定します
スマートフォン等で実際に使われている制御でUSB電圧を監視して電流値を最適に可変する機器を使用しています
出力詐称の判別に使える方法です
充電入力について
充電器として使用を仮定して電池を1本のみセットして計測
電池は3Vまで1Aで放電した電池を満充電(2機種とも4.2Vカットでした)
使用した電池容量実測値は 2700mAh 3.68V (9.94Wh)
1010
出力負荷 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 出力時間 [h:m:s] | |
---|---|---|---|---|---|
5V 1.2A (6W) | 5.00 | 10.91 | 2183 | 1:58:00 | |
充電入力 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 満充電時間 [h:m:s] | 90%充電時間 [h:m:s] |
5V 1.0A (5W) | 5.12 | 13.91 | 2715 | 3:22:54 | 2:46:48 |
2515
出力負荷 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 出力時間 [h:m:s] | |
---|---|---|---|---|---|
5V 1.3A (6.5W) | 5.00 | 10.20 | 2040 | 1:35:30 | |
充電入力 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 満充電時間 [h:m:s] | 90%充電時間 [h:m:s] |
5V 1.0A (5W) | 5.05 | 13.71 | 2714 | 3:39:00 | 2:48:18 |
モバイルバッテリーとして使った電池の蓄電量が12.78Whと仮定
充電器として使った使った電池の蓄電量が9.94Whと仮定すると変換率は
1010型
出力 85.4%
入力 71.5%
2515型
出力 79.8%
入力 71.5%
1010は本体表記通りの出力1A 入力1Aで動きました
実使用では出力が少ないので使いづらいですね
2515はどうみても詐称品でした
出力は1.3A 入力は1Aでの動作です
出力は通常使用となるUSB DCPの1.5Aすらまともに出力出来ません
2Aまで出力を上げると電圧が4.75V以下に落ちてしまい出力2.5Aでは4V以下でそもそもが無理です
実際に使うなら出力が1.5Aは欲しいですね
2515の入力も電池の本数に関係なく最大1Aです
Aliexpressのレビューで少し調べてみたら16年モデルと18年モデルがあり当たり外れがある様です
18年モデルを引けば表記通り動くらしいです
ここから他所では書かれていない?ウチのウリの部分
充電器として使う場合
セットした電池は左右独立していません
残量や使い方の違う電池を同時にセットすると残量の少ない方へ過大電流が流れます
2本充電時は同じ機器で使われた電池のみになります
本数に関係なく充電入力で(5W)充電されます
1本でも充電電力は変わらないです
1本充電する場合は充電電流が最大で1.2A程になります
※すべてのリチウムイオン電池を使う場合の基本なのですが最大充電電流は調べましょう
日本製だから大丈夫とかいう根拠のない常識はやめましょう
扱いが難しいから電池単体で売っていない事をきちんと理解しましょう
最低でも諸元表は見ましょう(標準電流は書いてある)
逆装填保護は無いです
安価なので仕方無いですが充電器として使う場合は必須の保護だと思います
電池のセット向きはきちんと確認してセットしましょう
繋がれたUSB充電器の種類は認識していません
総括
安い充電器を買うなら選択肢としてアリかと思いましたが充電器としてはダメじゃないかと思います
次回も第2弾としてTOMO P2を紹介します
続く
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