10000mAhクラスのUSB Power Delivery規格対応のモバイルバッテリーになります
※クイックチャージはQCと略します
USB Power DeliveryはUSB-PDと略します
再考になりますがメインブログで唯一オススメしているUSB-PD対応モバイルバッテリーです
お気に入りで2つ購入して使っています
サブ機は新品なので再テストしてモバイルバッテリーとして記事を書いていきます
当時購入はAmazon.co.jpにてWellmade JP販売の物を3285円で購入しました
記事掲載時点では2399円で販売されています
要約すると
×USB-A1端子のQC12V出力が維持できない(現行機は不明)
△ものすごく重い(15000mAhクラスと同等)
△POWER SURGE本体の充電はUSB-PD充電器以外は遅い(QC充電非対応)
〇USB-PD 5V3Aが出力出来る
〇PR_SWAP発行可能(現行機は不明)
目次
現行機PSEマークあり
赤文字部分は問題無いのですが実機を調べて違った所です
記事内ではPOWERSURGEと呼称します
残量表示は数値表記ですがイマイチ不正確な気がします
右側はUSB-C入出力兼用端子でUSB-PD入出力等に対応
左側のUSB-A1出力端子は橙色の端子でクイックチャージ充電規格の他スマートフォンで使われる色々な規格に対応で最大18W
真ん中のUSB-A2出力端子は5V2.4A出力に対応です
出力はUSB-C端子側とUSB-A1端子側の出力を計測
USB-C端子側はUSB-PDの出力でPDと記載
今までテストしてきた機種と違い容量数値の振れが無く安定駆動しています(コレ大事)
空から満充電までの時間は18W充電にて説明書等の記載通り約2.5時間です
最速値は最大入力での30W充電にて約1.5時間です
30W充電では約1時間で80%まで充電されています
急ぐ時は1時間で十分な量が蓄電されています
入出力電圧別の効率について
蓄電量は記載の36WhとしてUSB-PD側で変換率を出します
最大値の48W急速出力時は本体が多少熱くなります
容量は公称容量で定格容量は9600mAh(34.56Wh)程度と思われます
34.56Whで仮定すると
入力効率92%
出力効率85%
程度と悪く無い数値になります
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
PR_SWAPの命令が出力可能
現行機はわかりませんが私の所有するPOWER SURGEは3機とも可能でした
説明書等にはこの機能に関しては一切記載されていません
POWER SURGEは電源ボタンを8秒程長押しにてPR_SWAPの命令が発行可能でした
モバイルバッテリーでPR_SWAPを出せる機種は珍しく私が知る限りでは2機種しか知りません(私が所有するiMute Z2も発行可能)
ドローン等で良く繋いだモバイルバッテリーが充電される書き込みを見ます
ドローン側がPR_SWAPに反応する場合は逆転しても簡単に入出力が切り替え可能です
※DRP機種の中にはPR_SWAP非対応機種もあり必ず切り替わる保証はありません
PR_SWAPはUSB-PDプロトコルアナライザーで通信内容を確認しないとわかりません
PDワットみるCは確認出来ますが高いですね
お手頃なwitrn WEB-U2やAvHzY CT-2のテスターて確認可能です
任天堂SWITCHは初期型は非対応でした(Rejectを返して拒否してました)
PR_SWAPについて簡単な説明
入出力が可能な機種(PC等)とモバイルバッテリー等を接続した場合に給電方向が意図した向きと逆の場合になる事があります
USB-PDはDRP(入出力可能な機器)では接続したまま給電方向を変える命令としてPR_SWAP(パワーロールスワップ)があります
DRPかつPR_SWAPに対応した機器同士なら給電の向き(ソースとシンクの入れ替え)は強制で自在に変える事が出来ます
充電器はUSB-PD対応の物が必須
従来のUSB-A to Cケーブルを使った充電入力は5V1.6A(8W)程度となり約5時間程度かかります
充電時間短縮の為最低でもUSB-PD 18W対応の充電器が必要です
POWER SURGEの優位性を生かすためにもUSB-PD 30W充電器を是非使ってほしいです
1時間30分で満充電は本当に速いです
USB-A1側QC12V出力は残量少なくなると電圧が低くなる
USB-A1端子側のみですが残量50程度までは出力電圧が問題なく12Vあります
残量50以降放電が進むに従って電圧が低下していき残量0では10.5V程度になります
青線が電圧です
USB-A側のみ電圧変換は昇圧回路が無く降圧回路(電源電圧を目的の電圧に下げる装置)しかない為だと思われます
USB-C側のPD,QCにて12V出力も試しましたが電圧低下はありませんでした
リチウムイオン電池が4個直列に繋がっている電源が原因として仮定します
放電終止電圧が一般的なリチウムイオン電池では2.5~3V程度です
残量0の電圧を4で割ると
10.5V÷4=2.625V
放電終止が2.65~2.75Vの電池が4直列の電源だと10.5~11V程度となりつじつまが合います
同じ形の20000mAhの方は破損して解体しましたが4直列が2セット(4S2P)接続でした
しかも同じ不具合が発生するので4直列接続で間違いないと思います
スマートフォンで12Vを使う機種等はほとんど無いはずなので問題は無いとは思います
USB-A端子出力で12Vを使う場合はこの機種は避けた方が良いです
USB-C端子側で接続すれば問題は回避できます
パススルー対応です
パススルー対応でUSB-A端子側から出力が可能です
USB-Aの12V出力の欠点が無ければ文句ないモバイルバッテリーです
USB-PD 5V3Aと12,15V出力に対応する小型のモバイルバッテリーは価格を考慮すると現状コレしかありません
私のメインブログでオススメしている理由がわかってもらえたと思います
私が初めに買ったこのPD対応10000mAhクラスのモバイルバッテリーが良すぎでした
以降購入するモバイルバッテリーは欠点が多すぎて驚きました
普通に使って問題が出ない良機種です
△ものすごく重い(15000mAhクラスと同等)
△POWER SURGE本体の充電はUSB-PD充電器以外は遅い(QC充電非対応)
〇USB-PD 5V3Aが出力出来る
〇PR_SWAP発行可能(現行機は不明)
目次
仕様
型番 | OMPB10PW40GYCJNL |
---|---|
内蔵バッテリー | 10000mAh / 36Wh リチウムイオンバッテリー |
充電入力電圧/電流 | USB-C PD2.0 DC 5V/3A 9V/3A 12V/2.5A 15V/2A 20V/1.5A 30W MAX |
USB出力電圧/電流 | USB-C PD2.0 DC 5V/3A 9V/3A 12V/2.5A 15V/2A 20V/1.5A 30W MAX USB-A1 DC 5V/3A 9V/2A 12V/1.5A 18W MAX USB-A2 DC 5V/2.4A 12W MAX USB-Ax2出力同時最大15W |
充電時間 | 約2.5時間(USB-PD18W急速充電器使用時) |
外寸 | 113×80×22mm |
質量 | 334g(実測 313g) |
付属品 | USB A to Micro-BorCアダプター2in1ケーブル,USB Type-C to Cケーブル, |
現行機PSEマークあり
赤文字部分は問題無いのですが実機を調べて違った所です
記事内ではPOWERSURGEと呼称します
サイズや重さ
本体表記部分
出力表記は細かく記載されています
私が購入した物は2019年2月以前の物になります
現行機はPSEマークがあるそうです
現行機はPSEマークがあるそうです
残量表示は数値表記ですがイマイチ不正確な気がします
入出力端子部分
右側はUSB-C入出力兼用端子でUSB-PD入出力等に対応
左側のUSB-A1出力端子は橙色の端子でクイックチャージ充電規格の他スマートフォンで使われる色々な規格に対応で最大18W
真ん中のUSB-A2出力端子は5V2.4A出力に対応です
USB-A1,A2端子同時使用時は5Vに出力が固定になります
個体差かもしれませんが合計出力は記載の15Wではなく18Wまで出力出来ました
恐らくUSB-A1側最大出力が18Wの為だと思われます
個体差かもしれませんが合計出力は記載の15Wではなく18Wまで出力出来ました
恐らくUSB-A1側最大出力が18Wの為だと思われます
左 USB-A1の対応出力
中 USB-A2とUSB-Cの対応出力
右 USB-PDのPDO
USB-A2とUSB-Cの対応充電規格は同一でAuto Enumerateの通りです
USB-A1側はクイックチャージの他各社スマートフォンの充電規格に対応です
USB-C側は珍しくUSB-PD以外で電圧を変化させる急速充電には対応していません
USB-C側はUSB-PDでの電力供給のみ対応です
従来のUSB TYPE-Aの充電器でPOWER SURGEへの受電は5V1.6Aで受電出来ます
入出力の実効値
出力はUSB-C端子側とUSB-A1端子側の出力を計測
USB-C端子側はUSB-PDの出力でPDと記載
USB-A1端子側はクイックチャージの出力でQCと記載します
出力負荷 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 出力時間 [h:m:s] | |
---|---|---|---|---|---|
PD20V 1.5A (30W) | 20.30 | 29.60 | 1458 | 0:56:42 | |
PD15V 2A (30W) | 15.11 | 29.75 | 1969 | 0:58:18 | |
PD12V 2.3A (27W) | 12.01 | 29.93 | 2491 | 1:04:54 | |
PD9V 2A (18W) | 9.04 | 29.63 | 3258 | 1:51:30 | |
PD5V 3A (15W) | 4.87 | 28.37 | 5826 | 1:58:54 | |
QC9V 2A (18W) | 9.09 | 30.62 | 3367 | 1:55:18 | |
QC5V 2.6A (13W) | 4.99 | 29.31 | 5871 | 2:13:24 | |
充電入力 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 満充電時間 [h:m:s] | 80%充電時間 [h:m:s] |
PD20V 1.5A (30W) | 19.82 | 37.16 | 1875 | 1:31:54 | 0:59:06 |
PD15V 2A (30W) | 14.79 | 36.98 | 2500 | 1:36:54 | 1:01:48 |
PD12V 1.5A (18W) | 11.80 | 37.26 | 3157 | 2:27:00 | 1:44:24 |
PD9V 2A(18W) | 8.96 | 38.92 | 4344 | 2:29:48 | 1:47:48 |
5V 1.6A (8W) | 5.02 | 40.85 | 8133 | 5:09:00 | 4:02:10 |
今までテストしてきた機種と違い容量数値の振れが無く安定駆動しています(コレ大事)
空から満充電までの時間は18W充電にて説明書等の記載通り約2.5時間です
最速値は最大入力での30W充電にて約1.5時間です
30W充電では約1時間で80%まで充電されています
急ぐ時は1時間で十分な量が蓄電されています
入出力電圧別の効率について
蓄電量は記載の36WhとしてUSB-PD側で変換率を出します
入出力 [VA] | 充電入力効率 [%] | USB出力効率 [%] |
---|---|---|
20V 1.5A (30W) | 96.9 | 82.2 |
15V 2A (30W) | 97.3 | 82.6 |
12V 2.3A (27W) | 83.1 | |
12V 1.5A (18W) | 96.6 | |
9V 2A (18W) | 92.5 | 82.3 |
5V | 88.1 | 78.8 |
最大値の48W急速出力時は本体が多少熱くなります
容量は公称容量で定格容量は9600mAh(34.56Wh)程度と思われます
34.56Whで仮定すると
入力効率92%
出力効率85%
程度と悪く無い数値になります
ここから他所では書かれていない?ウチのウリの部分
ここから記載する事はまったく問題にならない可能性があります
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
PR_SWAPの命令が出力可能
現行機はわかりませんが私の所有するPOWER SURGEは3機とも可能でした
説明書等にはこの機能に関しては一切記載されていません
POWER SURGEは電源ボタンを8秒程長押しにてPR_SWAPの命令が発行可能でした
モバイルバッテリーでPR_SWAPを出せる機種は珍しく私が知る限りでは2機種しか知りません(私が所有するiMute Z2も発行可能)
ドローン等で良く繋いだモバイルバッテリーが充電される書き込みを見ます
ドローン側がPR_SWAPに反応する場合は逆転しても簡単に入出力が切り替え可能です
※DRP機種の中にはPR_SWAP非対応機種もあり必ず切り替わる保証はありません
PR_SWAPはUSB-PDプロトコルアナライザーで通信内容を確認しないとわかりません
PDワットみるCは確認出来ますが高いですね
お手頃なwitrn WEB-U2やAvHzY CT-2のテスターて確認可能です
任天堂SWITCHは初期型は非対応でした(Rejectを返して拒否してました)
PR_SWAPについて簡単な説明
入出力が可能な機種(PC等)とモバイルバッテリー等を接続した場合に給電方向が意図した向きと逆の場合になる事があります
USB-PDはDRP(入出力可能な機器)では接続したまま給電方向を変える命令としてPR_SWAP(パワーロールスワップ)があります
DRPかつPR_SWAPに対応した機器同士なら給電の向き(ソースとシンクの入れ替え)は強制で自在に変える事が出来ます
充電器はUSB-PD対応の物が必須
従来のUSB-A to Cケーブルを使った充電入力は5V1.6A(8W)程度となり約5時間程度かかります
充電時間短縮の為最低でもUSB-PD 18W対応の充電器が必要です
POWER SURGEの優位性を生かすためにもUSB-PD 30W充電器を是非使ってほしいです
1時間30分で満充電は本当に速いです
USB-A1側QC12V出力は残量少なくなると電圧が低くなる
USB-A1端子側のみですが残量50程度までは出力電圧が問題なく12Vあります
残量50以降放電が進むに従って電圧が低下していき残量0では10.5V程度になります
青線が電圧です
USB-A側のみ電圧変換は昇圧回路が無く降圧回路(電源電圧を目的の電圧に下げる装置)しかない為だと思われます
USB-C側のPD,QCにて12V出力も試しましたが電圧低下はありませんでした
リチウムイオン電池が4個直列に繋がっている電源が原因として仮定します
放電終止電圧が一般的なリチウムイオン電池では2.5~3V程度です
残量0の電圧を4で割ると
10.5V÷4=2.625V
放電終止が2.65~2.75Vの電池が4直列の電源だと10.5~11V程度となりつじつまが合います
同じ形の20000mAhの方は破損して解体しましたが4直列が2セット(4S2P)接続でした
しかも同じ不具合が発生するので4直列接続で間違いないと思います
スマートフォンで12Vを使う機種等はほとんど無いはずなので問題は無いとは思います
USB-A端子出力で12Vを使う場合はこの機種は避けた方が良いです
USB-C端子側で接続すれば問題は回避できます
パススルー対応です
パススルー対応でUSB-A端子側から出力が可能です
統括
USB-Aの12V出力の欠点が無ければ文句ないモバイルバッテリーです
USB-PD 5V3Aと12,15V出力に対応する小型のモバイルバッテリーは価格を考慮すると現状コレしかありません
私のメインブログでオススメしている理由がわかってもらえたと思います
私が初めに買ったこのPD対応10000mAhクラスのモバイルバッテリーが良すぎでした
以降購入するモバイルバッテリーは欠点が多すぎて驚きました
普通に使って問題が出ない良機種です
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