使えそう?なモバイルバッテリーがあり早速購入しました
※クイックチャージはQCと略します
USB Power DeliveryはUSB-PDと略します
omars POWER SURGE 20000が購入不可になった様で代替機を探しています
前回のPOWERPIEがイマイチ微妙だった(制限等)ので追加テストです
RAVPower PD Pioneer20000と同寸法で重量も近い物です
価格はRAVPowerより2000円程度安いモバイルバッテリーを発見したので早速テストします
購入はAmazon.co.jpにてEasylongerブランドでLilatu-JP販売の物を5599円で購入しました
記事掲載時点では6599円で販売されています
1000円OFFクーポンが出ていることが多いです
要約すると
記事内では039Pと呼称します
型番で検索するとMERPOWERの物の様です
リンク貼っておきます
MERPOWER YN-039Pへのリンク
記事掲載時点では6599円で販売されています
1000円OFFクーポンが出ていることが多いです
要約すると
×USB-A端子側は昇圧回路が無く残量が少なくなるとの9V出力が出来ない
△重さが425gと説明と全然違う
△60W以上で連続出力させると過熱により出力が停止する
△PPS対応(11V 5A)だが付属ケーブルが3A仕様でケーブルが別途必要
〇小型
目次
赤文字部分は実機を調べて多少違った所です
△重さが425gと説明と全然違う
△60W以上で連続出力させると過熱により出力が停止する
△PPS対応(11V 5A)だが付属ケーブルが3A仕様でケーブルが別途必要
〇小型
目次
仕様
| 型番 | YN-039P |
|---|---|
| 内蔵バッテリー | 19200mAh / 71.04Wh リチウムイオンバッテリー |
| 充電入力電圧/電流 | USB-C PD DC 5V/3A 9V/3A 12V/2.5A 15V/2A 20V/1.5A 30W MAX |
| USB出力電圧/電流 | USB-C PD3.0 DC 5V,9V,12V,15V/3A 20V/3.25A PPS 5-11V 5A 65W MAX USB-A DC 5V/3A 9V/2A 18W MAX USB2出力同時最⼤83W (USB-C PD 65Ｗ＋USB-A 18W) |
| 充電時間 | 約2.5時間(USB-PD30W急速充電器使用時) |
| 外寸 | 151 x 78 x22mm |
| 質量 | 390g(実測 425g) |
| 付属品 | USB Type-C to Cケーブル,USB Type-A to Cケーブル |
赤文字部分は実機を調べて多少違った所です
記事内では039Pと呼称します
型番で検索するとMERPOWERの物の様です
リンク貼っておきます
MERPOWER YN-039Pへのリンク
サイズや重さ
サイズは6.5インチスマートフォンと同じくらいの大きさです
購入した物が何となく重い様な気がして重量を測ってみると説明等と全然違いました
390gと書かれていましたが実際には425gありました
390gは本来先の記事のPOWERPIEと同じ重さですが…サバ読みすぎですね
RAVPower PD Pioneer20000と同じ重さで大きさもほぼ同一です
本体表記部分
出力表記は細かく記載されています
MERPOWERの説明には変換効率が90%と記載されています
PSEマークはありますが社名表記が見当たりません
デザイン等
表面は艶消しです
外装は放熱に有利?なアルミニウム?製になっています
残量表示は4つのLEDの数で表示です
入出力端子部分
左側はUSB-C入出力兼用端子でUSB-PD入出力等に対応
右側のUSB-A出力端子緑色の端子でクイックチャージ充電規格の他スマートフォンで使われる色々な規格に対応で最大18W
左 USB-Aの対応出力
中 USB-Cの対応出力
右 USB-PDのPDO
USB-AとUSB-Cの対応充電規格はAuto Enumerateの通りです
本来はUSB-C側はUSB-PD規格以外に対応してはいけない事になっていますが…私は利便性優先で良いと思います
USB-PDは説明書や本体記載と違いPPS対応の様です
PPS対応の電源と相性が悪い機器と接続する場合は実際に動作確認する必要があります
入出力の実効値
出力はUSB-C端子側とUSB-A端子側の出力を計測
USB-C端子側はUSB-PDの出力でPDと記載
USB-A端子側はクイックチャージの出力でQCと記載します
| 出力負荷 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 出力時間 [h:m:s] | |
|---|---|---|---|---|---|
| PD20V 3A (60W) | 19.31 | 58.93 | 3052 | 1:03:42 | |
| PD20V 2.25A (45W) | 19.65 | 58.38 | 2971 | 1:17:24 | |
| PD15V 3A (45W) | 14.62 | 58.22 | 3981 | 1:24:06 | |
| PD9V 2A (18W) | 8.79 | 60.29 | 6861 | 3:54:36 | |
| PPS11V 5A (45W) | 10.65 | 58.63 | 5504 | 1:20:34 | |
| QC9V 2A (18W) | 8.29 | 62.77 | 7570 | 4:02:24 | |
| QC5V 2A (10W) | 4.90 | 56.14 | 11433 | 5:54:34 | |
| 充電入力 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 満充電時間 [h:m:s] | 80%充電時間 [h:m:s] |
| PD20V 1.5A (30W) | 19.99 | 74.31 | 3717 | 2:58:36 | 2:04:12 |
| PD9V 2A(18W) | 8.92 | 75.15 | 8429 | 4:57:24 | 3:39:30 |
| 5V 2A (10W) | 5.15 | 83.95 | 16292 | 9:34:57 |
空から満充電までの時間は30W充電にて説明書等の記載より長く約3時間です
急ぐ時は2時間で8割程度蓄電されています
入出力電圧別の効率について
蓄電量は記載の71.04WhとしてUSB-PD側で変換率を出します
| 入出力 [VA] | 充電入力効率 [%] | USB出力効率 [%] |
|---|---|---|
| 20V 3A (60W) | 83.0 | |
| 20V 1.5A (30W) | 95.6 | |
| 9V 2A (18W) | 94.5 | 84.9 |
| 5V 2A(10W) | 84.6 | 79.0 |
60W出力時は本体が熱くなり出力が停止します
高出力時は鞄の中で使うと熱がこもるので熱が逃げるようにする必要があります
ここから他所では書かれていない?ウチのウリの部分
ここから記載する事はまったく問題にならない可能性があります
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
60W以上出力時発熱により出力が停止する
60W以上での連続出力時は発熱が酷く出力が不安定になった後停止しました
温度上昇による保護の閾値は約55℃位です
45W出力なら出力は停止しませんでした
説明文に高出力使用時は発熱により出力が止まる事が書かれています
発熱時の出力制限は無くいきなり出力がシャットダウンしました
熱が逃げやすい様にして連続出力で使った場合約45分使用後にシャットダウンします
45分は全容量の75%出力時での制限になり実際の使用では多分問題にはなりません
ポーチや鞄に入れて使う場合は出力停止までの時間が短くなります
60W全開で使いたい方は先日紹介した機種になります
USB-A出力の9V出力は残量が少ないと電圧が低くなる
USB-A側のQC等9Vでの出力は内部の電源電圧を降下させる回路しか存在しない様です
昇圧が出来ない為か残量が25%程度から電圧が9V以下に下がります
また残量が約10%以下になると出力電圧が5Vに固定されます
旧来のスマートフォン等で9Vでの充電が必要な機種は039Pの残量が少なくなると充電が遅くなったり最悪出来ない場合があります
USB-C側は残量0まで昇圧が可能です
従来のUSB充電器での受電ですが通知された通りにきちんと動きます
従来の5V USB充電器での充電ですがApple規格等でも問題なく充電できます
USB DCPやApple12Wアダプタでは5V1.5〜2Aで受電していました
Apple5Wアダプタでは5V0.95Aで受電していました
QCアダプタ等では最大5V2.2Aで受電していました
5V充電器の電圧が低下した場合は出力電圧を監視して充電器側が過負荷にならない様に制御しています
パススルー対応で039P充電中でもUSB-A端子側から出力が可能です
統括
USB-PDにて65W出力は出来ますが連続では出力出来ずです
65W出力として使う場合はイマイチな使用感でした
15V電源として45W出力では普通に使えました
モバイル電源として小型で15Vにて45Wの出力が必要な用途ではオススメです
詳細情報と分析ありがとうございます。
返信削除参考になりました。
当方購入品重量は440ｇでした。