実際にきちんと出力出来るか気になり購入しました
※クイックチャージはQCと略します
USB Power DeliveryはUSB-PDと略します
前回の65W出力可能なYN-039Pの同じ販売元から100W出力対応の物も売られていました
価格は100W出力対応にしては破格で7000円程度で販売されている物です
出力制限やオーバーヒート等はどうなのか早速テストします
購入はAmazon.co.jpにてEasylongerブランドでLilatu-JP販売の物を6799円で購入しました
記事掲載時点では7599円で販売されています
800円OFFクーポンが出ていることが多いです
要約すると
×USB-A端子側は昇圧回路が無く残量が少なくなると12V出力が出来ない
×記載の容量では無い?(容量計算ミス?)
△USB-PD 5V出力が2.7Aまでの出力
△87W以上で連続出力させると過熱により出力が止まる
△100W出力対応だが付属ケーブルが3A仕様でケーブルが別途必要
〇安価?
目次
赤文字部分は実機を調べて多少違った所です
仕様
型番 | YN-045P |
---|---|
内蔵バッテリー | 25600 mAh / 94.72Wh リチウムイオンバッテリー |
充電入力電圧/電流 | USB-C PD DC 5V,9V,12V,15V/3A 20V/2.25A 45W MAX |
USB出力電圧/電流 | USB-C PD3.0 DC 5V/2.7A 9V,12V,15V/3A 20V/5A 100W MAX USB-A DC 5V/3A 9V/2A 12V/1.5A 18W MAX USB3出力同時最⼤136W (USB-C PD 100W+USB-A 36W) |
充電時間 | 約3時間(USB-PD45W急速充電器使用時) |
外寸 | 181 x 77 x22mm |
質量 | 550g(実測 546g) |
付属品 | USB Type-C to Cケーブル,USB Type-A to Cケーブル |
赤文字部分は実機を調べて多少違った所です
記事内では045Pと呼称します
型番で検索するとMERPOWERの物の様です
リンク貼っておきます
MERPOWER YN-045Pへのリンク
サイズや重さ
サイズは100Whクラスのモバイルバッテリーでは定番のサイズです
私が気に入って使っているomars POWER SURGE 20000と同じ大きさです
長さは500mlペットボトルと同じくらいになります
本体表記部分
出力表記は細かく記載されています
MERPOWERの説明には変換効率が90%と記載されています
PSEマークはありますが社名表記が見当たりません
入出力端子部分
左 USB-Aの対応出力
中 USB-Cの対応出力
右 USB-PDのPDO
USB-AとUSB-Cの対応充電規格はAuto Enumerateの通りです
本来はUSB-C側はUSB-PD規格以外に対応してはいけない事になっていますが…私は利便性優先で良いと思います
USB-PDは説明書や本体記載と違い5Vは2.7Aしかありません
…まぁこのサイズで5V3Aを使う人は居ないとは思いますが…
アマゾンの説明には045Pの蓄電はUSB-PDの急速充電とQCでの18W対応とあります
私が購入した個体ではQCには対応していません
QCのアダプタに繋いでも5V2.5Aでの12W充電のみ対応です
入出力の実効値
出力はUSB-C端子側とUSB-A端子側の出力を計測
USB-C端子側はUSB-PDの出力でPDと記載
USB-A端子側はクイックチャージの出力でQCと記載します
出力負荷 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 出力時間 [h:m:s] | |
---|---|---|---|---|---|
PD20V 5A (100W) | 19.76 | 73.80 | 3733 | 1:11:00 | |
PD20V 4.3A (87W) | 19.82 | 76.72 | 3871 | 1:06:30 | |
PD20V 3A (60W) | 19.81 | 79.52 | 4013 | 1:19:24 | |
PD15V 3A (45W) | 14.87 | 82.25 | 5532 | 1:58:24 | |
PD9V 2A (18W) | 8.75 | 81.18 | 9273 | 4:53:06 | |
QC12V 1.5A (18W) | 12.05 | 85.56 | 7099 | 5:37:20 | |
QC9V 2A (18W) | 9.14 | 83.26 | 9108 | 4:51:42 | |
QC5V 2A (10W) | 5.10 | 81.27 | 15947 | 8:25:40 | |
充電入力 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 満充電時間 [h:m:s] | 80%充電時間 [h:m:s] |
PD20V 2.25A (45W) | 19.88 | 97.48 | 4903 | 2:30:24 | 1:43:00 |
PD15V 2A(30W) | 14.71 | 96.37 | 6551 | 3:30:06 | 2:32:00 |
PD9V 2A(18W) | 8.89 | 100.58 | 11317 | 5:50:40 | 4:24:30 |
5V 2A (10W) | 5.09 | 104.49 | 20511 | 10:19:20 | 7:54:00 |
空から満充電までの時間は45W充電にて説明書等の記載より速く約2.5時間です
急ぐ時は2時間で9割程度蓄電されています
100Wと87W出力はオーバーヒートで停止している分数含めて表記しています
100Wでは連続出力時は33分
87Wでは連続出力時は48分
にて一旦出力が停止しました
何故か99.16Whの入れ物に96.37Whしか入りません
やっちまってる証拠見つけたのでおまけで公開します
入出力電圧別の効率について
蓄電量は記載の99.16Whでは無いようです
蓄電量は93.95WhとしてUSB-PD側で変換率を出します
使える蓄電量は記載と違う様です
違う理由はおまけに記載します
60W以上での出力時は本体が熱くなります
鞄の中で使うと熱がこもるので熱が逃げるようによる必要があります
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
87W以上で出力時発熱により出力制限がかかる
87W以上での連続出力時は発熱が酷く出力制限が掛かかりました
温度上昇による保護の閾値は約55℃位です
75W出力なら出力は停止しませんでした
説明文に高出力使用時は発熱により出力が止まる事が書かれています
発熱時の出力制限は無くいきなり出力がシャットダウンしました
100W出力にて熱が逃げやすい様にして使った場合約34分使用後に制限が掛かりました
34分は全容量の75%出力時での制限になり実際の使用ではあまり問題にはなりません
ポーチや鞄に入れて使う場合は制限までの時間が短くなります
100W全開で安定して全容量使える機種がなかなか見つかりませんね
蓄電量は99.16Whでは無い可能性があります
過去にもありましたが今回は99という容器に対して96.3しか入りませんでした
実容量を調べてみると使用されているバッテリー等が公開されていました
MERPower YN-045P動画へのリンク
MERPowerの公式?のYoutubeの解説動画があり使用されているバッテリーの打刻がLGEBMH11865と見えます
https://youtu.be/W_HTihX-_CQの動画内から一部抜粋
一部拡大
LGのMH1が使用されている様です
EBは生産拠点を表すそうです
参考に仕様諸元を転載します
LG製MH1仕様諸元から抜粋
内蔵バッテリーの公称値は3.67V 3200mAhが8本です
3200mAh×8=25600mAh×3.67V=93.952Wh
表記より5%程少ない値が正解の様です
記載ミスだと思いますが…悪くみると容量詐欺ですね
前回の65WのYN-039P型は19200mAhとあります
3200×6=19200なので単なる間違いだと思います…とフォローしておきます
調べた値から効率を求めると
入力 96%
出力 85%
前回のYN-039Pと同じ効率値になりました
USB-A出力の12V出力は残量が少ないと電圧が低くなる
USB-A側のQC等12Vでの出力は内部の電源電圧を降下させる回路しか存在しない様です
昇圧が出来ない為か残量が25%以下になると出力電圧が12V以下に低下します
旧来のスマートフォン等で12Vでの充電が必要な機種は無いとは思いますが…
045Pの残量が少なくなると充電が遅くなったり最悪出来ない場合があります
USB-C側は残量0まで昇圧が可能です
Apple5Wアダプタでは5V0.95Aで受電していました
QCアダプタ等では最大5V2.2Aで受電していました
5V充電器の電圧が低下した場合は出力電圧を監視して充電器側が過負荷にならない様に制御しています
パススルー対応です
パススルー対応で045P充電中でもUSB-A端子側から出力が可能です
残量に関係なくUSB-PDにて100W出力が可能なモバイルバッテリーです
USB-PDの20V5Aの出力が必要なPC等でも過熱により停止するまでは普通に使えます
100W出力のモバイルバッテリーを試してみるのに良い機種です
100Wでは連続出力時は33分
87Wでは連続出力時は48分
にて一旦出力が停止しました
何故か99.16Whの入れ物に96.37Whしか入りません
やっちまってる証拠見つけたのでおまけで公開します
入出力電圧別の効率について
蓄電量は記載の99.16Whでは無いようです
蓄電量は93.95WhとしてUSB-PD側で変換率を出します
入出力 [VA] | 充電入力効率 [%] | USB出力効率 [%] |
---|---|---|
20V 5A (100W) | 78.6 | |
20V 3A (60W) | 84.6 | |
20V 2.25A (45W) | 96.4 | |
9V 2A (18W) | 93.4 | 86.4 |
5V 2A (10W) | 89.9 | 86.5 |
使える蓄電量は記載と違う様です
違う理由はおまけに記載します
60W以上での出力時は本体が熱くなります
鞄の中で使うと熱がこもるので熱が逃げるようによる必要があります
ここから他所では書かれていない?ウチのウリの部分
ここから記載する事はまったく問題にならない可能性があります
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
87W以上で出力時発熱により出力制限がかかる
87W以上での連続出力時は発熱が酷く出力制限が掛かかりました
温度上昇による保護の閾値は約55℃位です
75W出力なら出力は停止しませんでした
説明文に高出力使用時は発熱により出力が止まる事が書かれています
発熱時の出力制限は無くいきなり出力がシャットダウンしました
100W出力にて熱が逃げやすい様にして使った場合約34分使用後に制限が掛かりました
34分は全容量の75%出力時での制限になり実際の使用ではあまり問題にはなりません
ポーチや鞄に入れて使う場合は制限までの時間が短くなります
100W全開で安定して全容量使える機種がなかなか見つかりませんね
蓄電量は99.16Whでは無い可能性があります
過去にもありましたが今回は99という容器に対して96.3しか入りませんでした
実容量を調べてみると使用されているバッテリー等が公開されていました
MERPower YN-045P動画へのリンク
MERPowerの公式?のYoutubeの解説動画があり使用されているバッテリーの打刻がLGEBMH11865と見えます
https://youtu.be/W_HTihX-_CQの動画内から一部抜粋
一部拡大
LGのMH1が使用されている様です
EBは生産拠点を表すそうです
参考に仕様諸元を転載します
LG製MH1仕様諸元から抜粋
電池容量 | 公称 3200mAh(定格 3100mAh) |
---|---|
標準充電電流値 | 1550mA |
最大充電電流値 | 3100mA |
最大放電電流値 | 60℃以下 10A |
定格電圧 | 平均3.67V |
放電終止電圧 | 2.5V |
内蔵バッテリーの公称値は3.67V 3200mAhが8本です
3200mAh×8=25600mAh×3.67V=93.952Wh
表記より5%程少ない値が正解の様です
記載ミスだと思いますが…悪くみると容量詐欺ですね
前回の65WのYN-039P型は19200mAhとあります
3200×6=19200なので単なる間違いだと思います…とフォローしておきます
調べた値から効率を求めると
入力 96%
出力 85%
前回のYN-039Pと同じ効率値になりました
USB-A出力の12V出力は残量が少ないと電圧が低くなる
USB-A側のQC等12Vでの出力は内部の電源電圧を降下させる回路しか存在しない様です
昇圧が出来ない為か残量が25%以下になると出力電圧が12V以下に低下します
旧来のスマートフォン等で12Vでの充電が必要な機種は無いとは思いますが…
045Pの残量が少なくなると充電が遅くなったり最悪出来ない場合があります
USB-C側は残量0まで昇圧が可能です
従来のUSB充電器での受電ですが通知された通りにきちんと動きます
従来の5V USB充電器での充電ですがApple規格等でも問題なく充電できます
USB DCPやApple12Wアダプタでは5V1.5〜2Aで受電していましたApple5Wアダプタでは5V0.95Aで受電していました
QCアダプタ等では最大5V2.2Aで受電していました
5V充電器の電圧が低下した場合は出力電圧を監視して充電器側が過負荷にならない様に制御しています
パススルー対応で045P充電中でもUSB-A端子側から出力が可能です
統括
残量に関係なくUSB-PDにて100W出力が可能なモバイルバッテリーです
USB-PDの20V5Aの出力が必要なPC等でも過熱により停止するまでは普通に使えます
100W出力のモバイルバッテリーを試してみるのに良い機種です
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