基礎編の続きです
動作の詳細になります
この記事の続きです
実機の動作をもう少し詳しく調べてみました
R600,RIVERシリーズはファームウェアで機能が更新出来るポータブル電源です
ファームウェアのバージョンによって全然違う動作になります
使用感や動画レビュー等を見る時は最新のレビューを見るのをオススメします
記事投稿時の最新ファームウェアでは私が気になった不具合がすべて解消しています
同クラスのポータブル電源と比較して騒音や充電スピード等恐らくナンバー1のポータブル電源です
日本で販売されるRIVER PROとは一部仕様が異なります
記事では仕様が異なる部分は製品版の仕様も記載します
R600 PROのバッテリーはリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが使われており3500サイクルの寿命となっています
私以外の個体もYoutubeで観ましたが同じ様な振れ方をしていました
YouTubeでポータブルバッテリーの寿命を説明している動画がありECOFLOWのEFDELTAの急速充電は寿命が短いという様な説明をしている動画がありました
何故か充電の説明で3Cの充電グラフが出て来ました
参考に仕様諸元を転載します
GPHN 18-25P仕様諸元から抜粋
単純計算でも1260Whに対して1200Wで入力する為充電電力は約1Cになります
当然電流値も約1Cになります
バッテリーの仕様の範囲内なので極端に短寿命とはなりません
バッテリーの品質は…お察しくださいですが500回程度は使えるはずです
RIVERシリーズも同じ様な仕様のバッテリーが使われていれば1C以下での充電になります
RIVERは288Whに対して250W入力
RIVER MAXは576Whに対して500W入力
RIVER PROは720Whに対して660W入力
0.87~0.92C程度になる様です
冷却ファンについて
最新のファームフェアに書き換えてある物ではファンの騒音は全く気にならなくなっています
静音充電では室温22℃の時にはファンはほぼ停止しています
稀にファンが動きますがかなり低速で回るだけで気にならない騒音値になっています
また100W程度の低出力時もファンはほぼ停止するようになっています
室温18℃にて就寝中に電気毛布等使ってみましたがファンは回っていませんでした
バッテリーについて
R600 PROのバッテリーはリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが使われており3500サイクルの寿命となっています
バッテリーの寿命は考えなくて良く本体の故障が先になりそうです
RIVER PROのバッテリーは三元素リチウムイオンバッテリーが使われており500-800サイクルの寿命となっている様です
私がR600 PROを選んだ理由はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは火災の可能性が低くバッテリーの劣化寿命が無視できるからです
非常用電源として保持するので繊細な物だと災害時に破損して使えない事もあると思います
これからポータブル電源を用意するのであればリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが使われたポータブル電源が良いと思います
初期ファームではAC出力時には常時排気ファンが廻る
他のポータブル電源でも駆動時は排気ファンが廻る物は多いですが初期ロットのR600,RIVERもAC出力ではファンが廻ります
対策ファームの書き換えでファンの騒音がかなり減少する様にファンスピードの制御が変更になっています
内部温度によってファンスピードが停止から最大まで無段階変速で動くようになりました
ファンが廻ってもかなり静かで気にならないレベルに改善されています
初期ファームではAC充電が安定しない
動画が実際の表示の振れですが電力量も振れる為充電は安定していません
R600PROを実際に充電している間に部屋の蛍光灯がチラつくので困りものです
RIVER MAXやRIVER PROでも振れる症状は出る様です
RIVERシリーズはレビュー動画が多く色々観ましたが振れている物が多いです
R600 PROでは300~670W
RIVER MAXでは450~500W
RIVER PROでは550~660W
対策ファームが出ており書き換えにて不具合は解消します
X-Boost機能は電圧を下げて稼働する
600Wを超える出力の物も600W以内の電力で動作を可能にする機能です
どうやら電圧を低くして実質の消費電力を下げて稼働を可能にする様です
1200Wのドライヤーを動かしたときは約68V程度で出力していました
電圧が低くなると動かない機器もあるので万能ではないです
UPS機能が意外と使える
パススルー充電との違いはAC出力の変換を行わない為変換ロスが無いです
バッテリーの寿命にも原則影響が出ない為AC電源で充電中でも気にせず使用可能です
R600,RIVERから出力されるAC100V電源は入力しているAC電源の電圧と周波数になります
パススルーと同じくAC電源入力が切り離されても瞬時にポータブル電源からの100V出力に切り替わるので繋いでいる機器の電源は入ったままになります
UPSでのR600PRO充電時の入力電力はR600PROのAC出力時には最大で1200W以下になる様に制御されていました
出力には600Wまでの上限がありUPS使用時はR600PROへの入力表示は最大で900Wなります
パススルー充電時の挙動
AC100V充電時バッテリーの充電量設定を100%にした場合はUPSでは無くパススルー充電になります
出力されるAC100V電源はR600,RIVERの設定している出力周波数になります
パススルー充電時のR600PROの入力電力はR600PROのAC出力時は最大で1200W以下になる様に制御されていました
充電速度は速すぎる?
何故か充電の説明で3Cの充電グラフが出て来ました
例えが悪くEFDELTAの充電は良くないという説明でした
ECOFLOWのEFDELTAは計算から約1Cでの充電になります
EFDELTAを解体した動画で使用されていたバッテリーはGPHN 18-25Pという物です参考に仕様諸元を転載します
GPHN 18-25P仕様諸元から抜粋
電池容量 | 公称 2500mAh(最小 2400mAh) |
---|---|
公称電圧 | 3.6V |
最大充電電流値 | 2500mA(1C) |
最大放電電流値 | 60℃以下 連続7.5A(3C) |
パルス放電電流値 | 20秒間 15A(6C) |
当然電流値も約1Cになります
バッテリーの仕様の範囲内なので極端に短寿命とはなりません
バッテリーの品質は…お察しくださいですが500回程度は使えるはずです
RIVERシリーズも同じ様な仕様のバッテリーが使われていれば1C以下での充電になります
RIVERは288Whに対して250W入力
RIVER MAXは576Whに対して500W入力
RIVER PROは720Whに対して660W入力
0.87~0.92C程度になる様です
統括
初期ファームでは色々問題がありましたが改善されました
弱点らしきものが無い良いポータブル電源になっていると思います
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