謎はすべて解けた HIDISC SMART MINI 5000編

 投げ売り?されていたモバイルバッテリーがあったので購入しました
 やはり癖?があったモバイルバッテリーなので紹介します

※USB Power DeliveryはUSB-PDと略します

目次

1.仕様

 前回とデザインが違うので中身はまともだろうと思い購入しました


 価格は税込み799円…
 近所のキャン・ドゥで簡易パッケージで550円でも販売されてました
 高いか安いかはレビューを見て皆さんで判断お願いします

※USB-PD対応機種では誤動作が起こり実質使えません

 前回と同じ不具合でまともでは無いです
 正直ゴミです…買わない方が良いです
 出力が不安定で常時出力は5V 1.5A程度でしか使えません

仕様


型番 HD-MBTC5000GFBK
内蔵バッテリー容量 5000mAh 3.7V(18.5Wh)
3250mAh 5V
充電入力電圧/電流 DC5V / 最大2.1A
USB出力電圧/電流 USB-C DC5V 2.1A
USB-A各ポート DC5V / ⚡1.0A ⚡⚡2.1A(2ポート合計2.1A)
常時出力最大 5V/1.5A
充電時間 約4時間(2A充電器使用時)
外寸 96×64×15mm
質量 実測118g
付属品 USB A to Cケーブル
 
 輸入事業者名 : 株式会社 磁気研究所
 記事内ではMINI 5000と呼称します


 仕様や重さが説明書と外箱と磁気研究所のサイトの説明が全て違う表記になっています
 やっつけ仕事感満載です

サイズや重さ


 衣類のポケット等に入れて使えるサイズで重量も軽いです



 左がMINI 5000右が500円で売っているダイソーのP206です
 使用されている内蔵バッテリーの容量は18.5Wh(5000mAh 3.7V)です
 重さは約118gと最近のスマートフォンの2/3程の重量です
 5000mAhクラスとしては標準的な容積と重量です

本体表記部分




 私は気にしませんが気にする方が多いPSEマークはありますがPSEマーク付近に社名表示がありません
 左側にあるって?…それは付近とは云わないですね…離れすぎです
 前の型と同じで間違った表記です

 定格電圧5Vと定格容量3250mAhが表記されています

デザイン等


 残量確認ランプは横並びの表示になっています


 側面のボタンを押すと残量ランプが点灯します
 残量表示のLEDは暗く見えますが正面から見るとかなり明るく見えます

入出力端子部分



 向かって右側(⚡)はUSB DCP(1.5A)規格のみ対応
 左側(⚡⚡)はApple 2.1A規格のみ対応しています
 真ん中のTYPE CはApple 2.1A規格のみ対応しています 
 実際に負荷をかけてみると単独使用時最大全ポートとも2.2A程度まで出力できました
 3ポート同時出力も合計2.2Aが限界です
 側面右にあるUSB Micro-Bが充電入力端子になります

 出力電流が1.6Aを超えると出力電圧が下がってしまい不安定になります
 実際に使える出力は5V 1.5Aまでです

入出力の実効値


出力負荷 [VA]平均電圧 [V]電力量 [Wh]容量 [mAh]出力時間 [h:m:s]
5V 2.1A (10W)4.7415.6533001:46:18
5V 1A (5W)5.0117.0734113:30:12
充電入力 [VA]平均電圧 [V]電力量 [Wh]容量 [mAh]満充電時間 [h:m:s]80%充電時間 [h:m:s]
5V 2.1A (10W)5.0722.2543914:19:542:08:00

 5V 2.1Aでの出力は3300mAh程でした
 定格容量の5V 3250mAの表記通りの容量があります

 MINI 5000のリチウムポリマーの蓄電量が18.5Whと仮定すると変換率は

 出力 84.6%
 入力 83.1%

 効率はいたって普通でした

 MINI 5000の充電は同クラスのモバイルバッテリーが約3時間で満充電になる所4時間20分程度とかなり遅いです
 説明書等には充電時間は約3時間と書かれており実機の充電時間は明らかに遅すぎです

 3時間充電した時の蓄電容量は約93%程でした
 …まぁ甘く見れは満充電と言えるのかな?

ここから他所では書かれていない?ウチのウリの部分


ここから記載する事はまったく問題にならない可能性があります

 私の所有する個体の初期不良や不具合又は故障の可能性もあります
 参考程度に読んでください


※USB PowerDeliveryはUSB-PDと略します

問題点

USB-Type-C端子の出力が変

 繋ぐ機器によって出力が変化してしまいまともに使えません
 どうやら内部のレジスターの接続が悪さをして繋いだ機器側が誤反応してしまう様です
 モバイルバッテリーの充電時のType-C側はUSB-PD対応充電器では出来ません

SMART MINI充電入力のUSB Micro-B側から出力が可能

 前の型もそうですが充電が出来ない時があり原因を探した所また充電入力ポートに出力電圧が来ていました
 接続方法手順を間違うとMINI 5000が充電出来ない場合があります

予防方法

 USB-PD対応充電器では充電出来ません
 旧来のUSB-Aの充電器を使いましょう

 まず充電器をACコンセントに挿しUSB A to Micro-B又はCケーブルを充電器側に繋ぎ充電器を出力状態にします
 この状態でMINI 5000をUSBケーブルに繋ぐとMINI 5000が入力を検知して充電を開始します  

 そもそも入力端子に出力電圧が来ている時点でおかしいです
 前の型も同様のおかしい仕様でした

 と言う事は…今回も実験してみるとやはりという感じです

USB Type-C to USB Micro-Bケーブルを使うと入力ポートから出力が可能

 前の型と同じおかしな仕様のままです
 USB Type-Cの充電器を使ってUSB Micro-Bのスマートフォン等を充電する時に使うケーブルが存在します

 MINI 5000の入力側にケーブルを繋いでからスマートフォン等を繋ぐと電力が出力されスマートフォンが充電されました


 私は誤接続しませんが誤動作が起きます

MINI出力用のUSB TYPE-A側から入力が可能

 先の問題があったのでまさかと思い今回も確認しましたが可能でした

 出力側のUSB Type-AからSMART MINIに充電が可能です


 出力側のTYPE-A側から充電入力は通常あり得ませんが反則技で100円ショップの変換アダプターを使うと可能になります
 残量表示も充電中の表示になります

 逆流防止…今回も無いようです
 出力端子からの入力は危険です絶対にやめましょう

統括

 変な癖がそのまま引き継がれていました
 普通には使えないのでハズレを引いた気分ですが一応使い道は見つけました
 USB Type-C端子を使う場合はアンドロイドで3機種で挙動が全て違ったのでオススメ出来ないモバイルバッテリーです
 もし買ってしまった場合は無難にUSB-A端子を使ってUSB A to Cのケーブルを使った方が良いです

 同じデザインで10000mAhもありますがダイソーの1100円のモバイルバッテリーの方が良いと思います

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿

謎はすべて解けた EASYLONGER YN-046P編

 個人で使うのにUSB-PD60W出力対応のモバイルバッテリーが1台必要になり前から気になっていたモバイルバッテリーを試してみることにしました ※クイックチャージはQCと略します  USB Power DeliveryはUSB-PDと略します  以前から稀に使っているSLU...