20000mAhクラスのUSB Power Delivery規格対応のモバイルバッテリーになります
※USB Power DeliveryはUSB-PDと略します
USB-PD 30W出力がある軽量なモバイルバッテリーと言えばCIOのSMARTCOBY Pro 30Wがありますが15V出力が無く私が使う用途では用途外で先送りになりました
今回購入した物は販売ページの怪しさはありましたが人柱と思い購入となりました
Amazon.co.jpでは在庫が無く楽天に同じものがあったので楽天で購入となりました
購入は楽天にてスマホケースや雑貨のウォッチミー販売の物を3280円で購入しました
Amazon.co.jpではプラタから3480円で販売されています
要約すると
×説明書無し(化粧箱も無し)
×USB-A端子5V出力が3ポート合計で3Aまでと少なすぎる
△充電効率が悪い(22000mAhクラスと同等)
△充電効率が悪い(22000mAhクラスと同等)
△USB-PD 5V出力の電圧が低く実質2A程度の出力
△MP035Sの充電はUSB-PD充電器以外は遅い(QC充電非対応)
〇軽量
△MP035Sの充電はUSB-PD充電器以外は遅い(QC充電非対応)
〇軽量
〇PR_SWAP発行可能
目次
PSEマークあり 社名表記は接近して無し
PSEマークはありますが社名表記が接近して表記されていませんでした
残量表示は数値表記ですがイマイチ不正確な気がします(あてにならない)
出力ですが定格容量より多少多く出ました
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
PR_SWAPの命令が出力可能
説明書等が無いので隠れ機能です
MP035Sは電源ボタンを4秒程長押しにてPR_SWAPの命令が発行可能でした
最近のモバイルバッテリーでPR_SWAPを出せる機種は最近の物では私が知る限りでは無いです
ドローン等で良く繋いだモバイルバッテリーが充電される書き込みを見ます
ドローン側がPR_SWAPに反応する場合は逆転しても簡単に入出力が切り替え可能です
※DRP機種の中にはPR_SWAP非対応機種もあり必ず切り替わる保証はありません
PR_SWAPはUSB-PDプロトコルアナライザーで通信内容を確認しないとわかりません
PDワットみるCは確認出来ますが高いですね
お手頃なwitrn WEB-U2やAvHzY CT-3のテスターて確認可能です
PR_SWAPについて簡単な説明
入出力が可能な機種(PCやモバイル機器等)とモバイルバッテリー等を接続した場合に給電方向が意図した向きと逆の場合になる事があります
USB-PDはDRP(入出力可能な機器)では接続したまま給電方向を変える命令としてPR_SWAP(パワーロールスワップ)があります
DRPかつPR_SWAPに対応した機器同士なら給電の向き(ソースとシンクの入れ替え)は強制で自在に変える事が出来ます
充電器はUSB-PD対応の物が必須
従来のUSB-A to Cケーブルを使った充電入力は5V1.6A(8W)程度となり約11.3時間程度かかります
充電時間短縮の為最低でもUSB-PD 18W対応の充電器が必要です
MP035Sの優位性を生かすためにもUSB-PD 30W充電器を是非使ってほしいです
MP035S充電時の残量表示があっていない
充電時の残量表示の増え方ですが充電電圧で残量表示の増え方が決まっています
充電電流には関係なく上がる様です
15V時では約1分40秒で1%
12V時では約2分10秒で1%
9V時では約3分で1%
5V時では約6分で1%
時間で充電残量が増えていくので充電器によっては残量はあてになりません
残量表示の増え方が何となくあっている充電方法は以下の場合です
①USB-PDにて15Vおよび12Vにて30Wで充電時
②USB-PDにて9Vにて18Wで充電時
③USBにて5Vにて8Wで充電時
逆にかなりずれる方法は以下の場合です
④USB-PDにて15Vにて18Wで充電時
⑤USB-PDにて5Vにて15Wで充電時
パススルー対応です
パススルー対応でUSB-A端子側から出力が可能です
USB-PD以外の高速充電規格に対応しておらず時代遅れ感はありますが普通に使って問題が出ない良機種です
価格も高くなく使ってみた感じでは悪くないです
目次
仕様
型番 | MP035S |
---|---|
内蔵バッテリー | 20000mAh / 74Wh リチウムイオンバッテリー |
充電入力電圧/電流 | USB-C PD2.0 DC 5V,9V/3A 12V/2.5A 15V/2A 30W MAX |
USB出力電圧/電流 | USB-C PD2.0 DC 5V/2.8A 9V/3A 12V/2.5A 15V/2A 30W MAX USB-A DC 5V/2.4A USB-Ax3出力同時最大15W |
充電時間 | 約4時間(USB-PD30W急速充電器使用時) |
外寸 | 163×76×26mm |
質量 | 418g |
付属品 | USB Type-A to Cケーブル |
PSEマークあり 社名表記は接近して無し
モバイルバッテリーは箱等には入っておらず裸で緩衝材を巻いた状態で届きました
ケーブルはプラタの扱いのものが添付されていました
サイズや重さ
本体表記部分
PSEマークはありますが社名表記が接近して表記されていませんでした
離れた場所に株式会社プラタと表記はありました
出力の定格容量は本体底面に記載されています
購入した個体のデータと比較もしてみます
5V/2.4A 13162mAh (65.8Wh)
5V/3A 13902mAh (69.5Wh)
9V/3A 7335mAh (66.0Wh)
12V/2.5A 5392mAh (64.7Wh)
15V/2A 4219mAh (63.3Wh)
出力別に細かく表記されています
側面のスイッチは実際に使用して判明しましたが残量確認の他USB-Cの入出力を切り替える役割も持っていました
USB-Cの対応充電規格はでAuto Enumerateの通りです
USB-A側はApple2.4A充電規格に対応です
USB-C側は珍しくUSB-PD以外で電圧を変化させる急速充電には対応していません
USB-C側はUSB-PDでの電力供給のみ対応です
従来のUSB TYPE-Aの充電器でMP035Sへの受電は5V1.6Aで受電出来ますが使い物にならない位時間がかかります
入出力の実効値
出力はUSB-C端子側とUSB-A端子側の出力を計測
USB-C端子側はUSB-PDの出力でPDと記載
USB-A端子側は5V出力で記載します
出力負荷 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 出力時間 [h:m:s] | |
---|---|---|---|---|---|
PD15V 2A (30W) | 14.81 | 66.93 | 4519 | 2:06:54 | |
PD12V 2.5A (30W) | 11.78 | 67.53 | 5731 | 2:09:36 | |
PD9V 2A (18W) | 8.92 | 72.72 | 8155 | 4:36:42 | |
5V 2.6A (13W) | 5.21 | 71.12 | 13640 | 5:23:36 | |
充電入力 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 満充電時間 [h:m:s] | 80%充電時間 [h:m:s] |
PD15V 2A (30W) | 14.80 | 92.32 | 6236 | 3:50:30 | 2:27:00 |
PD12V 2.5A (30W) | 12.00 | 92.60 | 7718 | 3:48:48 | 2:25:12 |
PD9V 3A (27W) | 8.95 | 89.06 | 9952 | 4:00:36 | 2:35:24 |
PD15V 1.2A (18W) | 14.89 | 91.17 | 6124 | 5:34:00 | 4:01:30 |
PD12V 1.5A (18W) | 11.68 | 89.36 | 8155 | 5:36:30 | 4:03:18 |
PD9V 2A(18W) | 8.90 | 88.77 | 9975 | 5:32:12 | 3:58:06 |
5V 1.6A (8W) | 5.14 | 92.04 | 17903 | 11:17:30 | 8:33:10 |
出力ですが定格容量より多少多く出ました
空から満充電までの時間は30W充電にて説明書等の記載より早く約4時間です
30W充電では約2.5時間で80%まで充電されています
急ぐ時は30W充電にて2.5時間で十分な量が蓄電されています
30W充電では約2.5時間で80%まで充電されています
急ぐ時は30W充電にて2.5時間で十分な量が蓄電されています
充電入力ですが12V 2.5Aと9V 3Aは比較の為計測しました
実際は稀にしか存在しない充電器になります
本体記載の出力の定格容量との比較ですがほぼ同等の値か多少多く出力されていました
入出力電圧別の効率について
蓄電量は記載の74Whとして変換率を出します
最大値の30W急速出力時は本体が多少熱くなります
容量は表記公称容量で計算しましたが9V出力の効率98%はさすがにあり得ない数値だと思います
表記の74Whで仮定すると
入力効率約 83%
出力効率約 98%
蓄電量は記載の74Whとして変換率を出します
入出力 [VA] | 充電入力効率 [%] | USB出力効率 [%] |
---|---|---|
15V 2A (30W) | 80.2 | 90.4 |
12V 2.5A (30W) | 79.9 | 91.2 |
12V 1.5A (18W) | 82.8 | |
9V 2A (18W) | 83.4 | 98.3 |
5V 3A(15W) | 79.1 | 96.1 |
最大値の30W急速出力時は本体が多少熱くなります
容量は表記公称容量で計算しましたが9V出力の効率98%はさすがにあり得ない数値だと思います
表記の74Whで仮定すると
入力効率約 83%
出力効率約 98%
程度と入力のみが悪い数値になりました
もしかしたら内蔵バッテリーの容量が20500~21000mAh(77.7Wh)程度あるのかもしれません
ここから他所では書かれていない?ウチのウリの部分
ここから記載する事はまったく問題にならない可能性があります
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
PR_SWAPの命令が出力可能
説明書等が無いので隠れ機能です
MP035Sは電源ボタンを4秒程長押しにてPR_SWAPの命令が発行可能でした
最近のモバイルバッテリーでPR_SWAPを出せる機種は最近の物では私が知る限りでは無いです
ドローン等で良く繋いだモバイルバッテリーが充電される書き込みを見ます
ドローン側がPR_SWAPに反応する場合は逆転しても簡単に入出力が切り替え可能です
※DRP機種の中にはPR_SWAP非対応機種もあり必ず切り替わる保証はありません
PR_SWAPはUSB-PDプロトコルアナライザーで通信内容を確認しないとわかりません
PDワットみるCは確認出来ますが高いですね
お手頃なwitrn WEB-U2やAvHzY CT-3のテスターて確認可能です
PR_SWAPについて簡単な説明
入出力が可能な機種(PCやモバイル機器等)とモバイルバッテリー等を接続した場合に給電方向が意図した向きと逆の場合になる事があります
USB-PDはDRP(入出力可能な機器)では接続したまま給電方向を変える命令としてPR_SWAP(パワーロールスワップ)があります
DRPかつPR_SWAPに対応した機器同士なら給電の向き(ソースとシンクの入れ替え)は強制で自在に変える事が出来ます
充電器はUSB-PD対応の物が必須
従来のUSB-A to Cケーブルを使った充電入力は5V1.6A(8W)程度となり約11.3時間程度かかります
充電時間短縮の為最低でもUSB-PD 18W対応の充電器が必要です
MP035Sの優位性を生かすためにもUSB-PD 30W充電器を是非使ってほしいです
MP035S充電時の残量表示があっていない
充電電流には関係なく上がる様です
15V時では約1分40秒で1%
12V時では約2分10秒で1%
9V時では約3分で1%
5V時では約6分で1%
時間で充電残量が増えていくので充電器によっては残量はあてになりません
残量表示の増え方が何となくあっている充電方法は以下の場合です
①USB-PDにて15Vおよび12Vにて30Wで充電時
②USB-PDにて9Vにて18Wで充電時
③USBにて5Vにて8Wで充電時
逆にかなりずれる方法は以下の場合です
④USB-PDにて15Vにて18Wで充電時
⑤USB-PDにて5Vにて15Wで充電時
パススルー対応です
統括
USB-PD以外の高速充電規格に対応しておらず時代遅れ感はありますが普通に使って問題が出ない良機種です
価格も高くなく使ってみた感じでは悪くないです
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