※クイックチャージはQCと略します
USB Power DeliveryはUSB-PDと略します
今回はSLuBブランドで小型・軽量・高出力な物がいくつか出ており気になった物を購入しました
今回はSLuBブランドで小型・軽量・高出力な物がいくつか出ており気になった物を購入しました
先日の記事でのSLuBブランドでは容量詐称していました
結論から書くとこのモバイルバッテリーもやはり容量詐称品でした
まぁ容量以外で期待という事で早速購入してためしてみます
購入はpaypayモールにて明誠ショップ販売の物をクーポンを使用して2480円で購入しました
まぁ容量以外で期待という事で早速購入してためしてみます
購入はpaypayモールにて明誠ショップ販売の物をクーポンを使用して2480円で購入しました
楽天やアマゾン等でも売られおり購入時最安の販売元を探して購入すると良いと思います
要約すると
×容量詐称で実機は15000mAh
×65W出力はオーバーヒートにより45Wに出力が制限される
×60Wでの蓄電時もオーバーヒートにより45Wに出力が制限される
△本体温度が15℃以下ではモバイルバッテリー蓄電時30Wに制限される
急速での充電入力はPDとINの表示が出ます
出力はUSB-C端子側とUSB-A端子側の出力を計測
USB-C端子側はUSB-PDの出力でPDと記載
空から満充電までの時間は1.5時間を切ります
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
SLuBブランドT108LFの容量表記は詐称表記
定価は7960円ですが実売価格は3980円位の様です
要約すると
×容量詐称で実機は15000mAh
×65W出力はオーバーヒートにより45Wに出力が制限される
×60Wでの蓄電時もオーバーヒートにより45Wに出力が制限される
△本体温度が15℃以下ではモバイルバッテリー蓄電時30Wに制限される
△残量表記はあまりあてにならない
△複数ポート同時使用時は5V出力のみで多ポートの意味が無い
△複数ポート同時使用時は5V出力のみで多ポートの意味が無い
〇モバイルバッテリーの充電はクイックチャージ等の急速充電器でも可能
〇軽く小さい
欠点が問題無ければ良い物ですが容量が少ないのは問題外だと思います
PSEマークあり 明誠株式会社
ブランドマークを上面にした状態テーブル等に置くと入出力端子の打刻文字が上下逆になります
上段橙の端子はUSB-A1出力端子で各社急速充電規格に対応で最大18W
下段紫の端子はUSB-A2出力端子で各社急速充電規格に対応で最大22.5W
〇軽く小さい
欠点が問題無ければ良い物ですが容量が少ないのは問題外だと思います
目次
仕様
型番 | T108LF |
---|---|
内蔵バッテリー | 15000mAh / 55.5Wh 21700リチウムイオンバッテリー |
充電入力電圧/電流 | USB-C 5-20V/3A 60W MAX |
USB出力電圧/電流 | USB-C PD3.0 DC 5V,9V,12V,15V/3A 20V/3.25A PPS 3.3-20V 3A 65W MAX USB-A1 DC 5V/3A 9V/2A 12V/1.5A 18W MAX USB-A2 DC 4.5V/5A 5V/4.5A 9V/3A 12V/1.5A 22.5W MAX USB3出力同時最⼤45W (USB-C PD 15W+USB-A 5V/3A×2) |
充電時間 | 約1.5時間(USB-PD等) |
外寸 | 120x70x26mm |
質量 | 316g |
付属品 | USB Type-C to Cケーブル |
PSEマークあり 明誠株式会社
EGO Hyper 15000mAh 65W PD external chargerへのリンク
サイズや重さ
大きさは5インチのスマートフォンとほぼ同じ大きさです
厚さは26mmでちょうどスマートフォンの2倍の厚さです
同じブランドで出ている自称30000mAh(実際は20000mAh)のモバイルバッテリーを大きさを比べると長さのみ4cmほど短くなっています
私はギリギリ携帯出来る大きさだと思います
本体表記部分
容量の表記以外は正しいようです
デザイン等
ブランドマークを上面にした状態テーブル等に置くと入出力端子の打刻文字が上下逆になります
T108LFを立てて使うと読める向きになります
USB-PD等USB高速充電出力時にボタンを1回押すと強制で5V出力に切り替わります
2回押すと低電力機器でも自動で電源停止にならない様にするモードに切り替わります
USB-PD等USB高速充電出力時にボタンを1回押すと強制で5V出力に切り替わります
2回押すと低電力機器でも自動で電源停止にならない様にするモードに切り替わります
上段橙の端子はUSB-A1出力端子で各社急速充電規格に対応で最大18W
下段紫の端子はUSB-A2出力端子で各社急速充電規格に対応で最大22.5W
真ん中の端子はUSB-C入出力兼用端子でUSB-PD入出力と各社急速充電入出力にも対応
左の丸いボタンは残量表示と低電力モードの切り替えスイッチになります
左 USB-A1及びUSB-Cの対応出力
中 USB-A2の対応出力
右 USB-PDのPDO
USB-AとUSB-Cの対応充電規格は同一でAuto Enumerateの通りです
クイックチャージやファーウェイと各社アンドロイドとiPhone等のスマートフォンの充電に便利な急速充電に対応しています
本来はUSB-C側はUSB-PD規格対応であればPD以外にも対応してはいけない事になっていますが…私は利便性優先で良いと思います
USB-PDの出力通知ですが3Aケーブルを使っているのに3.25Aの通知が出ていました
65WのUSB-PD出力対応電源機器で良く見ますが上限超えているため余力の無いケーブルでは危険です
実使用では1割程度の過電流なので問題は無いとは思いますが心配な方は5A対応ケーブルを使った方が良いです
説明書によると出力は色々対応しています
USB-PD2.0/3.0プロトコル,PPS
クイックチャージ2.0/3.0
Huawei SCP/FCP
Samsung AFC
OPPO VOOC
USB-BC1.2
iPhone大電流
充電に対応らしいです
充電入力は実機でも確認しましたがUSB-PD以外にクイックチャージでも対応の様です
USB-PD充電器無くても汎用のスマホ用急速充電器がうまくファーウェイかサムスン辺りの規格に対応していれば使える場合があります
急速での充電入力はPDとINの表示が出ます
急速でのUSB出力時はPDのみ表示に切り替わります
入出力の実効値
出力はUSB-C端子側とUSB-A端子側の出力を計測
USB-C端子側はUSB-PDの出力でPDと記載
USB-A端子側はクイックチャージの出力でQCと記載します
出力負荷 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 出力時間 [h:m:s] | |
---|---|---|---|---|---|
PD20V 3.25A (65W) | 19.75 | 40.18 | 2036 | 0:45:24 | |
PD15V 3A (45W) | 14.66 | 42.38 | 2891 | 0:58:42 | |
PD12V 3A (36W) | 11.64 | 42.34 | 3637 | 1:14:24 | |
PD9V 2A (18W) | 8.92 | 44.48 | 4984 | 2:33:42 | |
PD5V 3A (15W) | 4.86 | 41.64 | 8569 | 2:54:00 | |
QC12V 1.5A (18W) | 12.01 | 44.87 | 3736 | 2:28:18 | |
QC9V 1.8A (17W) | 9.00 | 45.47 | 5055 | 2:54:42 | |
充電入力 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 満充電時間 [h:m:s] | 80%充電時間 [h:m:s] |
20V 3A (60W) | 19.90 | 56.00 | 2814 | 1:13:18 | 0:46:36 |
20V 2.25A (45W) | 19.84 | 55.41 | 2793 | 1:28:06 | 0:58:36 |
15V 2A (30W) | 14.77 | 52.55 | 3559 | 2:00:12 | 1:24:42 |
12V 1.5A (18W) | 11.82 | 53.65 | 4538 | 3:12:18 | 2:24:00 |
9V 2A (18W) | 8.88 | 54.17 | 6097 | 3:40:06 | 2:26:42 |
5V 2.1A (11W) | 5.13 | 59.29 | 11555 | 5:50:30 | 4:26:24 |
空から満充電までの時間は1.5時間を切ります
充電は速く80%までなら1時間を切るタイムで充電出来ていました
入出力電圧別の効率について
蓄電量は記載の容量では無く50WhとしてUSB-PD側で変換率を出します
入力効率が良くて出力効率が悪いですね
極端に入ってなくて出てこない場合は容量が違いますが…実容量を見た限りではどうみても15000mAhの容量です
入出力電圧別の効率について
蓄電量は記載の容量では無く50WhとしてUSB-PD側で変換率を出します
入出力 [VA] | 充電入力効率 [%] | USB出力効率 [%] |
---|---|---|
20V3A (60W) | 90.2 | 80.4 |
15V 3A (45W) | 95.1 | 84.8 |
12V 3A (36W) | 93.1 | 84.7 |
9V 2A (18W) | 92.3 | 89.0 |
5V 3A (15W) | 84.3 | 83.3 |
入力効率が良くて出力効率が悪いですね
極端に入ってなくて出てこない場合は容量が違いますが…実容量を見た限りではどうみても15000mAhの容量です
ここから他所では書かれていない?ウチのウリの部分
ここから記載する事はまったく問題にならない可能性があります
私の所有する個体自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
SLuBブランドT108LFの容量表記は詐称表記
日本以外の国で販売されている他ブランドでも同一型番の物が販売されています
T108PやT108LF等の型番で出てきますが日本SLuBブランド以外は15000mAh表記の様です
重量から予測は出来ますが恐らくT110LFやT111LFの容量表記もあやしいので確認してみようと思います
T108PやT108LF等の型番で出てきますが日本SLuBブランド以外は15000mAh表記の様です
重量から予測は出来ますが恐らくT110LFやT111LFの容量表記もあやしいので確認してみようと思います
容量を重視する方にはオススメしません
小型・軽量・高出力を優先する方は購入しても良いと思います
ここから下はいつも通りの部分です
本体温度によって入出力の制限がかかる
低温時と高温時の保護機能の様ですが雰囲気温度が15℃以下と50℃以上で動作制限がかかります
小型・軽量・高出力を優先する方は購入しても良いと思います
ここから下はいつも通りの部分です
本体温度によって入出力の制限がかかる
低温時と高温時の保護機能の様ですが雰囲気温度が15℃以下と50℃以上で動作制限がかかります
〇通常時
モバイルバッテリー出力は最大65W
蓄電入力は最大60W
〇本体温度が50℃以上では
モバイルバッテリー出力は最大45W
蓄電入力は最大45W
約40℃まで本体温度が下がると通常時に復帰します
〇本体温度が15℃以以下では
モバイルバッテリー出力は最大65W
蓄電入力は最大30W
約20℃まで本体温度が上がると通常時に復帰します
60W以上での入出力時はオーバーヒートで制限がかかる
オーバーヒートーで入出力が制限されてモバイルバッテリー本体の温度がさがるようにする制御はきちんと働くようです
その点は安全ですが小型で65W出力メインでの使い方は無理です
色々な条件で使ってみましたが45Wでの入出力がメインの使い方であれば良い物だと思います
VOOC/DASH Charge規格の実装が変?
急速充電規格のOPPOのVOOCとOnePlusのDASHチャージに対応していますが充電に使う専用のケーブルの検出をしていません
通常の細い汎用のUSBケーブルでも急速充電が有効になる様です
汎用のUSBケーブルは3Aまでの対応です
VOOC/DASHの充電電流は4Aほど流れます
ケーブルに対して過大の電流が流れてしまうのを防ぐ為にもVOOC/DASHチャージに対応したケーブルを使う必要があります
統括
厳しく言うとオーバーヒートで売りにしている65Wのパフォーマンスは期待できません
容量もデタラメな表記な上に価格も安いかと言われれば15000mAhクラスでは微妙です
使ってみた感じは15000mAhクラスではサイズや重量は文句ないです
容量もデタラメな表記な上に価格も安いかと言われれば15000mAhクラスでは微妙です
使ってみた感じは15000mAhクラスではサイズや重量は文句ないです
実用量は普通0.8掛けくらいですから、問題ないかと。
返信削除コメントありがとうございます
返信削除20000mAhとして見た場合は5Vで見ると11555/20000とした場合は約57%しか出力できていません
容量15000の物を20000として販売しているのが問題なのです
仮に2Lの容量の物が実際は1.5Lしかありませんでしたとなればわかりやすいかと思います
表記詐称(偽装表示)は販売元は認知しているのか不明ですがかなりまずい案件だと思います
はじめまして。興味深い記事をありがとうございます。T111LFを所持しています。65Wでの充電が必要なパソコンで日常使いできているので容量はともかく65W運用はできているようです。
返信削除コメントありがとうございます
削除実は私も気に入っていてスマートフォンの充電にこのモバイルバッテリーをよく使っています
何故容量表記がカサ増しして表記されているのかが不思議なんですよね
使い勝手が良いだけに勿体ないなと思っています
中華格安バッテリーはほぼほぼ容量2倍盛りしてますからね…
返信削除重量で掛ければほぼほぼの容量はお察しできます
アマゾンで明誠T110LFが先月4999円だったので飛びつきました。熱ダメージ防止が良い意味で働いてるのか悪い意味で働いているのか…現在同社レビュー無しの物でT108LF(USB-Aが両方ともオレンジでした)の2599円で出てたのも買ってみました。T110LFと比べるとかなり小型で軽い印象。容量やはり少ないのは変わらずのようですが、20W位の消費の21インチモニターがeMarker15V5521通して2時間ぐらい?は動きそうなので15V3A以下の機器の停電時対策に使えそうです。
コメントありがとうございます
削除T108LFは上下のキャップ部分がスモークカバーになっているので明るいLEDライトで内部がのぞけます
21700バッテリーが3本入っているようなので4500mAh×3の13500mAhの容量だと思います
T108LFは45Wで運用するとものすごく使いやすいモバイルバッテリーで私も気に行って使っています