私も未開の60W出力で気になる機種もあり購入しました
※QCはクイックチャージと略します
USB Power DeliveryはUSB-PDと略します
私のモバイルバッテリーの使用用途では15V3Aの45W出力で足りるのでノーマークでした
大型のノートPC(ラップトップ)では最低でもUSB-PD 60W出力が無いと動かないものがある様です
今回は最安値の初めて見聞きするブランドでBLUEDOTにしました
購入はAmazon.co.jpにてBLUEDOT STORE販売の物を5206円で購入しました
販売元のホームページを見ると詳細仕様が公開されています
もしかしたら良い物ではないかという勘を信じてみます
要約すると
×本体外側はカッコ悪い
×初期不良交換後の物も別の不具合が出た
△残量表示が9%以下で出力制限が掛かる
△充電入力は約65W充電まで対応
〇約1時間で8割蓄電出来る
〇価格
目次
仕様
型番 | BMB-PDH202 |
---|---|
内蔵バッテリー容量 | リチウムイオンバッテリー 74Wh(20000mAh) |
充電入力電圧/電流 | DC 5/9/12/15/20V 3A(USB-PD 最大60W) |
USB出力電圧/電流 | USB-C DC 5/9/12/15/20V 3A(USB-PD 最大60W) USB-A 3.6~6V/3A 6.5~9V/2A 9~12V/1.5A(QC3.0 最大18W) |
充電時間 | 最短 約2時間(60W充電器使用) |
外寸 | 175×80×23mm |
質量 | 535g(実測 530g) |
付属品 | 3A対応USB-C to C ケーブル |
記事内ではPDH202と呼称します
サイズや重さ
20000mAhクラスのモバイルバッテリーでよく見るサイズです
Omars PowerSurge 20000とほぼ同寸です
18650リチウムイオン電池が8本使用されているタイプは似たような大きさになります
BLUEDOTのロゴが見える面を上にすると入出力端子の表記等は上下逆になります
本体表記部分
入出力端子と違い底面の表記部分はBLUEDOTのロゴを上にした状態で読める向きで表記されています
デザイン等
残量確認スイッチは側面にあります
付属されているUSB Type-C to CケーブルはeMarker無しでUSB2.0仕様です
入出力端子部分
左側のUSB Type-Cポートが60W入出力端子になります
各端子の出力は本体表記の通りでした
右側はUSB-A出力端子でクイックチャージ充電規格対応で18W
各端子の出力は本体表記の通りでした
急速充電規格の対応等
左USB-A端子の対応出力
中USB-C端子の対応出力
右USB-PD60W端子のPDO通知
左USB-A端子の対応出力
中USB-C端子の対応出力
右USB-PD60W端子のPDO通知
USB-AとUSB-Cの対応充電規格はでAuto Enumerateの通りです
ファーウェイと各社アンドロイドとiPhone等のスマートフォンの充電に便利な急速充電に対応しています
本来はUSB-C側はUSB-PD規格以外に対応してはいけない事になっていますが…私は利便性優先で良いと思いますが…この場合必要ないですよね
大容量モバイルバッテリーを小電力のモバイル機器でわざわざ使わないですよね?
USB-PD出力等はオプションの12V以外は至って普通です
ファーウェイと各社アンドロイドとiPhone等のスマートフォンの充電に便利な急速充電に対応しています
本来はUSB-C側はUSB-PD規格以外に対応してはいけない事になっていますが…私は利便性優先で良いと思いますが…この場合必要ないですよね
大容量モバイルバッテリーを小電力のモバイル機器でわざわざ使わないですよね?
USB-PD出力等はオプションの12V以外は至って普通です
入出力の実効値
出力負荷 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 出力時間 [h:m:s] | |
---|---|---|---|---|---|
PD20V 3A (60W) | 19.85 | 66.18 | 3334 | 1:05:54 | |
PD20V 2.25A (45W) | 20.00 | 68.78 | 3439 | 1:48:48 | |
USB-A QC 12V 1.5A (18W) | 11.94 | 65.41 | 5480 | 3:52:48 | |
充電入力 [VA] | 平均電圧 [V] | 電力量 [Wh] | 容量 [mAh] | 満充電時間 [h:m:s] | 80%充電時間 [h:m:s] |
20V 2.95A (59W) | 19.95 | 77.08 | 3863 | 1:32:36 | 1:06:30 |
20V 2.7A (54W) | 19.55 | 77.65 | 3976 | 1:38:42 | 1:16:48 |
20V 2A (40.5W) | 19.91 | 78.00 | 3918 | 2:03:30 | 1:32:48 |
15V 1.8A (27W) | 14.81 | 76.35 | 5153 | 2:59:30 | 2:23:18 |
要約にも書きましたが購入した物は内部部品が外れている個体で振るとカラカラ音がしました
初期不良で交換しましたが代品も不調で188のエラーが時々表示されて動作しない事がありました
動作が怪しいのでテストは途中で中止しました(様子がおかしい)
PDH202の出力
USB-PD出力ですが全容量の出力は受電側次第になります
残量表示が9%から24W制限があり24Wでも継続して受電する機器は残量0まで使えます
USB Type-A側は全容量出力が可能でした
実効値の表は24W制限に追従可能な実機のPD負荷で残量0までの計測数値です
PDH202の入力(充電)
cheero CHE-109と同じ制御チップだと思われる変な挙動です
残量100表示後も充電電力が6W程流れ続けるバグがあります
一旦充電ケーブルを外してから再接続すると数分で1W以下の充電電力になります
残量100になっていたら充電ケーブルは外しましょう
PDH202の充電電力はPDOでの通知された電力の1割減で受電を開始します
60Wなら54W(20V 2.7A)
45Wなら40.5W(20V 2.025A)
30Wなら27W(15V 1.8A)
100Wなら59W(20V 2.95A)
表の59W入力はUSB-PD 100Wの充電器を使って5A対応ケーブルを使った時の値です
どうやら入力のみ65W?に対応している様です
PDH202の8割までの充電時間が10分程速くなりました
蓄電量は記載の74WhとしてUSB-PD側で変換率を出します
入出力 [VA] | 充電入力効率 [%] | USB出力効率 [%] |
---|---|---|
20V 3A (60W) | 95.3 | 89.4 |
20V 2.25A (45W) | 94.9 | 92.9 |
15V 2A (30W) | 96.9 | 未計測 |
12V 1.5A (18W) | 未計測 | 88.4 |
入力効率が最大98%らしいので内蔵容量は合っています
出力効率も約90%と良い数字です
内臓バッテリーの接続ですが使用チップと入出力効率等から恐らく4S2P接続(14.8V 5000mAh)かもしれません
内部接続等の簡単な解説書いてます見てやってください
ここから他所では書かれていない?ウチのウリの部分
ここから記載する事はまったく問題にならない可能性があります
私の所有する個体および初期不良で良品と交換になったHJ307自体の問題や不具合又は故障の可能性もあります
参考程度に読んでください
最速で充電するなら65W以上のUSB-PDアダプタが必要
PDH202の充電電力は入出力の実効値で書きましたが通知の1割減で受電を開始します
逆に考えると恐らく65W以上の充電器であれば最速となる実効値60Wでの充電が可能です
60W充電はやはり速く1.3時間で容量の8割が充電可能です
私が使った100Wの充電器では1.1時間で容量の8割が充電出来ました
60W以上の充電器での充電時も特に変な発熱等は無いので使用しても大丈夫だと思います
1時間で10分は体感出来る速さなので急ぐ場合は65W以上の充電器が良いです
45W充電器でもかなり速く60Wの充電器は用意しなくても良いと思います
SWITCHの充電器で充電は可能です
出力制限が掛かった時の残存容量等
残量表示9%から24W制限が掛かりますが実際の残存容量をデータロガーで確認しました
切り替わりポイントでの残存容量は私の個体では全容量の13.6%程でした
60W出力後24W制限のままで残量0までの全域での出力電力は66.18Whです
全容量の86.4%までは60W出力と考えると57.18Whが60W出力で使える電力になります
同じく45W出力時は全域が68.78Whで制限までの電力は59.43Whが45W出力で使える電力になります
パススルーは非対応です
あれば便利ですがUSB-C端子の出力専用端子が無く必要ないような気もします
統括
初期不良にあたってしまい品質面で不安もありますが多分問題なく使えそうです
CHE-109と同じく出力制限がありますが価格も安く問題無く使えると思われます
Cheeroと違いUSB-PDの相性等は私が使っている機器では無く欠点らしきものも見当たりませんでした
PDH202の充電電力は入出力の実効値で書きましたが通知の1割減で受電を開始します
逆に考えると恐らく65W以上の充電器であれば最速となる実効値60Wでの充電が可能です
60W充電はやはり速く1.3時間で容量の8割が充電可能です
私が使った100Wの充電器では1.1時間で容量の8割が充電出来ました
60W以上の充電器での充電時も特に変な発熱等は無いので使用しても大丈夫だと思います
1時間で10分は体感出来る速さなので急ぐ場合は65W以上の充電器が良いです
45W充電器でもかなり速く60Wの充電器は用意しなくても良いと思います
SWITCHの充電器で充電は可能です
出力制限が掛かった時の残存容量等
残量表示9%から24W制限が掛かりますが実際の残存容量をデータロガーで確認しました
切り替わりポイントでの残存容量は私の個体では全容量の13.6%程でした
60W出力後24W制限のままで残量0までの全域での出力電力は66.18Whです
全容量の86.4%までは60W出力と考えると57.18Whが60W出力で使える電力になります
同じく45W出力時は全域が68.78Whで制限までの電力は59.43Whが45W出力で使える電力になります
パススルーは非対応です
あれば便利ですがUSB-C端子の出力専用端子が無く必要ないような気もします
統括
初期不良にあたってしまい品質面で不安もありますが多分問題なく使えそうです
CHE-109と同じく出力制限がありますが価格も安く問題無く使えると思われます
Cheeroと違いUSB-PDの相性等は私が使っている機器では無く欠点らしきものも見当たりませんでした
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